例年4月に、区議会の常任委員会に、議長会への要望事項を諮っています。大田区議会では、全会一致でなければ採択しないため、なかなか議長会への要望事項を提出することができません。
今回も、共産党区議団で提案した要望事項は、全会一致にならなかったため、要望事項をあげることができませんでした。都市環境委員会では、呑川の水質浄化のために、下水を分流式にするように要望しました。自民党が、東京都はすぐに分流式にはできないので、あれこれの対策はしているから、推移を見て、要望事項として出すことはしないでよいと討論し、公明も同じような理由でした。しかし、合流式でこのまま行くとすれば、100年も200年も変わらない可能性が出て来ます。東京都にモノ言う機会を活用して、大田区の地域環境を、所管が東京都である上下水道事業を改善することができる、あまりない機会です。これではかねて基礎的自治体だといっている割には、東京都の内部団体に甘んじているということではないでしょうか?
以前に、都営住宅の新規整備計画を作るよう、共産党区議団で提案したところ、採択されて議長会の要望として東京都に出されました。10数年ぶりに、議長会から都営住宅の新規建設の要望が出たと、大きな話題になりました。出したからとすぐに実現するわけではありませんが、出さなければ要望は明らかになりません。せっかくの良い機会を活かすことができず、もったいないことでした。来年は、なんとしても実現したいものです。