前期16期の大田区議会は、日本共産党を排除した委員長・副委員長役職体制で、民主主義はどこにあるのか、という状況でした。今回2011年の区議選で、日本共産党大田区議団は9名全員が当選し、なにより議会での民主主義の回復が区民から期待されていました。5月9日の会派代表者会議では、自民・公明が互選を主張しており、今のところ前回同様でいくものと思われます。選挙が公正だ、といいながら、自民・公明・民主で会議の外で委員長・副委員長を決めた形跡がある投票結果になっています。少数会派にも声はかかったようですが、白紙で投票した人もいて、多数で勝手に決めた様子がありありです。多数で決めてそれを飲め、というのは公正でもなんでもありません。議席は区民の世論を反映しているものであり、23区、三多摩のどこをみても、大田区以外にありません。5月10日、5月13日までの公開しない会派代表者会議で、決められます。公開させる必要もあります。共産党が委員長職から排除されたら、少数会派にも役職が回らなくなり、大会派が勝手に決められるようになりました。1人でも、区民の付託を受けた議員なのですから、1人1人を大切に、同等の権利を保障するのが、当然のことです。共産党だけを排除しているものではありません。大田区議会は密室なのか?闇の中なのか?私たちは、この不正をただし、公正・民主主義に基づいて議会運営がされるよう、主張してがんばります。
どうぞ、大田区議会の自民党、公明党、民主党の議員に、こんな不正常なことは止めるべき、と意見を集中してください。 2011年5月10日 金子悦子