注目の請願陳情は


あれれ?放射線の線量測定を大田区が機械を買って計測する陳情は採択されたのですよね?なんと、大田区議会は都市環境委員会で採択した陳情を、本会議で自民・公明が不採択にしました。

6月14日、都市環境委員会で、共産・ネット・民主など5人が採択を主張し、自民・公明4人は継続を主張して、採決することになり、賛成多数で採択されました。第1回臨時会と第2回定例会で、日本共産党区議団は大田区が計測機械を購入して、計測をし、区民に広く広報するよう求めてきました。それだけでなく、自前でもガイガーカウンターを購入し、専門家の指導を受けて、区内16箇所の放射線量を計測しました。結果は区議団のホームページに載せてあります。

大田区は、はじめ新宿区百人町の地上18メートルの東京都の委託研究所の結果でよし、大田区は機械を買って計測したりしない、という答弁でした。しかし、3箇所大田区が計測することになった(東工大の指導を受けて)、東京都が都内100箇所の線量測定を行うので、5箇所別に計測することになると、状況が変化していました。そういう中で、陳情が採択されたわけです。さらに、17日の午後7時過ぎに、大田区が小中学校、保育園、大規模公園など160箇所以上を機械も買って計測することを、議員にはFAXで知らせ、HPにも載せて発表しました。それなら、自民・公明も安心して賛成できるだろうとだれしも考えるところです。しかし、あれほどの大震災でも自公は変わらないと見えて、彼らは20日の本会議では、わざわざ討論を行って、それも賛成のような長い討論の末に反対というおかしな展開になりました。他の自治体でも同様の陳情や請願は出ているでしょう。大田区は計測を始めるのに、議会は後押しをせずに水をかける結果になりました。しかし、そういう状況になっても、今回実利は区民が獲得したということになります。せっかく始めるのですから、注意深く見守りましょう。どちらにしても、長期戦になります。

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