都築先生のこと


―夜間中学に教師人生をささげた人        区議会議員 金子悦子
糀谷中学校に詰襟の学生服で、教師として赴任した都築さんは、そのまま定年まで勤めました。ずっと夜間中学でした。退職後は毎年卒業式に出席されました。
私は、夜間中学を統廃合するという東京都教育委員会の方針が出ている時に、大田区にある糀谷中学校を存続するように、と質問をしました。その際、実際の授業をみせていただきたいと、連絡して訪問したのが始まりです。少人数学級で、1人1人の困難に寄り添って、教育にあたっている様子は、教育の基本のようで、大変感動しました。中国からの残留孤児のことが問題になっていた時でした。ぜひ、卒業式に参加させてくださいとお願いして、糀谷中学校の卒業式に出て、都築先生にお会いしました。
都築先生は、穏やかな笑顔でじゅんじゅんと話されて、教師の鑑のようだと、短い懇談の中でもいろいろなことを学びました。生徒の抱えている困難を一緒に乗り越えてきたことを、淡々と話されました。
今年の卒業式には見えませんでした。どうしてか、と不思議に思っていましたら、9月になって、糀谷中学校同窓会から手紙が来て、1月の火災で亡くなっていたことを知り、愕然としました。その同窓会では、先生と生徒が、どちらがどちらかわからない状況でしたが、なごやかなしのぶ会でした。
山田洋次さんの映画「学校」公開で、夜間中学に関心が集まるようになりましたが、まだまだ支援が必要です。社会のかがみのような場所です。今後もできる限り支援していきたいと思います。(10月28日)
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現在の糀谷中学校のお知らせです

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