今年7月16日、今年度中にリニア新幹線に着工するというニュースもある中、日本共産党国会議員団、地方議員団合同の視察が取り組まれました。大田区も一部大深度と言いながらトンネルの出口もあり、JR東海の説明会も行われています。
山梨県の実験線の視察や地域住民の話を伺う企画でしたが、最高時速500キロになるリニア車両は、地響きがして、あっという間に通り過ぎました。視察があるというと、スピードを落としたりするそうです。今までに、水枯れがあったりして、音や振動の影響は予想以上に出ていると思いました。
原発とよく似ていて、原発立地自治体のように、進められています。地域住民から苦情が出ると、すぐにJR東海が対応するそうですが、いつまでやるのかについては、そのうち自治体が対応する、といまから既に無責任体制です。
新幹線の2倍から3倍の電力を使うこと、工事はゼネコンの仕事づくりとして準備されていること、運び出された大量の土砂をどうするのかも問題です。
夢の新幹線と言っていますが、ほとんど地下なので外の景色は見えないこと、東海道新幹線の乗客を移すだけ、地域の活性化にはほとんどつながらない、5人でも東京圏から転居してくれれば、大成功だといった市の理事者がいたそうですが、その程度のことでは、やる必要はないとつくづく考えさせられました。日本のどこにも作る必要はない、ドイツは撤退したそうです。大田区民も関心を持って、無駄な開発として止めさせようではありませんか。