7月8日には、第1回臨時会と第2回定例会の報告会を行い、雨にもかかわらず60名を超す方々が参加されました。区長・区議選の後の議会役職や区民の批判の多い海外訪問など、区民の関心が今までになく高まっていた議会でした。大型開発には湯水のようにお金を使う大田区政は、区民の福祉・暮らしを切り捨ててきました。がん検診の有料化をもとの無料に、萩中公園のトイレの新規増設、生ごみの夏季の回収を週3回に、など切実な願いを陳情に出された方々も、なぜこんな身近な願いに他党が反対するのか、と意見が出されました。議会内役職には、なぜ第3党の共産党が1つもないのはおかしいと、陳情された区民の方が、「能力に応じて、適材適所に配置した」という委員会での自民党議員の発言を聞いて、区民を愚弄するものだと、改めて発言されました。議員の海外訪問には、セーラムから市民の方が自費で大田区訪問をしたこと、セーラムに公費でいっている議員は多いのに、自費で出かけている区民のセーラム会には全然顔を出さない、ということが話題になりました。議員の海外訪問は、結局区民の為には何も役に立っていないことも、確認されました。大田区がおおよそ20年ぶりに行った中小企業・商店の全数調査を、どう区政に生かしていくのかについては、まだまだ不十分で、そもそも2500億円の一般会計の中でわずか1.4%しかないことを示して、予算を2倍にして思い切った支援をすることを提案しています。双方向で意見の交流ができて、大変有意義でした。金子区議は、閉会あいさつで「区議会の自民・公明が28名で、過半数であることに驕り、共産党を排除したところで、議会運営を進めていること、これは衆議院では、自公で3分の2という多数で95日の会期延長を決めた状況と、よく似ている。今日出された要望も、区民の方々と協力して解決して、世論で区政を動かすこと。戦争法案は必ず廃案にするため、圧倒的な世論を作り上げよう。そのため、全力を挙げて頑張ります」と表明して、終わりました。
日本共産党 大田区議会議員 金子悦子
1948年(昭和23年)鹿児島県生まれ●大田病院、京浜診療所で24年●1995年大田区議会議員、現在6期目●趣味は映画鑑賞、読書などぜひお読みください
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