戦争法廃止へ新しい政治を


P1010101あの9月18日の夜、私は国会入口の、憲政記念館脇の石垣のところに、三鷹の人と腰かけて、この戦争法案とどう向き合ってきたのか、という話をしていました。50~60代のその女性は「母親が被爆者で、昨年亡くなったが、介護をするために退職していて、まだ再就職はできない. アルバイトをしながら、戦争はごめん、と時間のある限りここにきているのです」。3人子どもがいるが、全部非正規で働いているので、ほんとうに心配ですと、「私の時代はそれから考えるとまだ良かったと思う」と続けました。驚いたことに、その方の娘さんはカンボジア難民の青年と結婚していて、手続きなど本当に大変です、というのです。カンボジアの虐殺された人々、残った人も、難民になってタイなどに逃れた人のどちらも塗炭の苦しみを生き抜いて来られたことでしょう。私は、区議会議員の有志で、カンボジアに行ったことを話して、学校建設支援などしたことを紹介しましたが、思わず「だから戦争なんかしちゃいけないのです。戦争法案なんか許せません」と意気投合しました。その女性は、「ここにくればいろいろな人と話ができて勉強になる。今日は良かった」と言っていました。ひとの繋がりってわからないものです。結局どこで何があってもかかわりがあるのです。戦争はなにがあっても止めなければ!そろそろ、本会議で採決か、という頃になると、「賛成議員を落選させよう!」「野党はがんばれ!」とコールが続きました。そのうち、「野党は、選挙で勝って選挙管理内閣を作り、戦争法廃止をめざすべきだ」という演説をする人が現れました。すごい!早速その提案がされるのだ、きっと共産党がその呼びかけをするのだろう、と思ったのですが、19日には戦争法廃止、14年7月1日の閣議決定を撤回するための国民連合政府が呼びかけられました。2つの新しい希望-国民1人1人が民主主義を守ろうと立ち上がり、空前の広がりと深さを作り出したこと。野党5党と1会派が最後まで結束して戦ったことが、新しい政治へつながっていきます。いよいよ、新しい政治へ、国民総がかりで取り組む時代へ踏み込みました。

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