今予算は、保育園の待機児童が大きな問題になっています。日本共産党区議団は、今のままでは昨年以上に待機児童が出る事態に、組み替え動議を提出しました。
ただいま上程されました2014年度大田区一般会計予算の編成替えを求める動議について、提出者を代表して、提案理由の説明を行います。
この提案は区民の暮らしや営業を守り、区民の緊急要望に応えるために提出するものです。特に、保育園入所は大問題です。予算特別委員会の組み替え動議のうち、特に深刻な保育所建設に絞って提案するものです。3月20日発表で2044人の保育所入所申込者のうち、内定は263人にとどまり、1781人が不承諾になりました。区民にとって、保育園の待機児童解消は最大の課題ではないでしょうか。25日には、1次選考に漏れた区民の方が集団で、他にも個別に行政不服審査法に基づく異議申し立てを行っています。この区民のみなさんの願いに応える編成替えです。
認可保育園15か所建設のために、24億円の歳出を組んでいますが、歳入は、国庫補助金12億9千万円、都補助金6億3千万円、大田区の財政基金繰入4億8千万円です。この金額は今年も積み立てる新空港線基金5億円で十分実現できます。区の負担は1園当たり3200万円です。歳入・歳出それぞれ24億円増の2444億2235万円となります。
住民の願いに応えて、待機児童をゼロにするために、ぜひともこの組み替え動議に賛同していただきますよう、お願いいたします。
本会議場で提案したときは壇上で行いましたが、その時の写真はないので、都市整備費で質問した時のものです。